【米国市況】S&P500続落し国債上昇、中東情勢を懸念-149円台半ば
記事を要約すると以下のとおり。
13日の米株式市場ではS&P500種株価指数が続落。ニューヨーク原油先物相場は急伸した。737MAXに影響している質の問題を調査していると明らかにした。そのような事態となった場合、原油相場は1バレル=150ドルに急騰し、2024年の世界の国内総生産(GDP)伸び率は1.7%に落ち込む可能性があるとブルームバーグ・エコノミクス(BE)は推計する。世界中の財政的コストも極めて急速に増加するだろうと指摘。 「この日の原油価格再上昇が持続すれば、インフレ懸念がさらに強まり、ユーロ圏や日本、中国などの原油輸入国ではスタグフレーションが一段と悪化する可能性があると同氏は説明。」 ダイモン氏は7-9月(第3四半期)決算の発表資料で、「この数十年で世界は最も危険な時期かもしれないと指摘した。」フィラデルフィア連銀のハーカー総裁は、ディスインフレが進行中だと指摘。30年債利回りは前日に急上昇した分を一部巻き戻す格好となった。 円は対ドルで小幅上昇し、1ドル=149円台半ば。ミーラ・チャンダン氏らJPモルガンのグローバル為替戦略チームは「ユーロは対ドルでパリティー(等価、1ユーロ=1ドル)を試すと当社では見込んでいる。」イスラエルとハマスの紛争で新たな戦線が開かれる可能性があると述べた。一方、イスラエルに対する抗議行動は中東全体に広がっている。 ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物11月限は4.89ドルで引けた。1オンス当たり1900ドルを回復した。週間ベースでも3月以来の大幅上昇だった。相場が今週持ち直した背景には、ファンドのショートカバーとロング転向という大きな要因があったと説明した。物価指数と地政学的リスクが上昇しているからだと述べた。週間では5.2%上昇した。
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