【米国市況】S&P500続落、国債利回りが景気後退懸念の強まり示唆
記事を要約すると以下のとおり。
7日の米株式市場ではS&P500種株価指数が5営業日続落。 アーク・インベストメント・マネジメントのキャシー・ウッド氏は米連邦公開市場委員会(FOMC)が金融政策で「深刻な過ち」を犯していると述べ、債券市場にそれが顕在化していると指摘。「株式へのエクスポージャーを持たずに、すべての資金を債券と現金に投じ続けるのは現時点で誤りだ」とし、「株式相場はこの先も下落するが、その後は上昇する。米国債 米国債は上昇。国債直近値前営業日比(bp)変化率米30年債利回り4.26%-11.03-2.5% 米東部時間17時00分2年債の逆イールドは極度な幅に広がっており、それが株式トレーダーらを「動揺させているのは間違いない」と指摘。「今の米金融当局はまだ金利を「より高く、より長期に」維持する議論の段階だ。 10年債利回りはロシアのプーチン大統領、世界で「核戦争」のリスク高まっている(2)外為 外国為替市場ではドルが下落。東京時間からニューヨーク時間早朝にかけて137円台後半で推移した後、ドル買いの勢いが失速した。為替直近値前営業日比変化率ブルームバーグ・ドル指数1265.91-4.22-0.5ポイント引き上げを決めたものの、現行の利上げサイクルをいったん停止する可能性示唆(1) スコシアバンクのショーン・オズボーン氏は「この日の決定自体にかかわらず、カナダ中銀の引き締めサイクルは米金融当局よりも早期に、かつ低い水準でピークに達するという可能性が依然極めて高い」と述べた。 ミーラ・チャンダン氏らJPモルガンのアナリストは、成長見通しが引き上げられる国が増える中、そうした見通しの改善は一段のドル下落を示唆しているとリポートで指摘。流動性が低下し、市場の活気が失われている。 CIBCプライベート・ウェルス・マネジメントのシニア・エネルギー・トレーダー、レベッカ・バビン氏は「今の原油市場には押し目で買おうという意欲は文字通り一切見られない」と指摘。ガソリン在庫は530万バレル増え、需要鈍化を示唆した。ロンドンICEの北海ブレント2月限は2.18ドル下げて77.17ドル。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物2月限は15.60ドル(0.9%)高の1オンス=1798ドルちょうどで引けた。
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