【米国市況】S&P500種は小幅安、FRBタカ派姿勢で-134円台前半
記事を要約すると以下のとおり。
17日の米株式市場では主要株価指数が高安まちまちで終了。週間ベースでは0.3%安。前日には米金融当局の最もタカ派の2人であるクリーブランド連銀のブラード総裁が、0.5ポイントの利上げを続けるべきだと指摘した。リッチモンド連銀総裁、0.25ポイント利上げを支持-対応の柔軟性指摘ボウマンFRB理事、利上げ継続が必要-インフレ抑制に向け B.ライリー・ウェルス・マネジメントのチーフ市場ストラテジスト、アート・ホーガン氏は「市場は新たな綱引き状態にあるようだ。」 ミラー・タバクのチーフ市場ストラテジスト、マット・メイリー氏は「金利が「より高い水準に、より長期間」とどまるとする米金融当局の主張を投資家の考えが変わっているというのは危険な組み合わせだと述べた。朝方は下落していたが、上げに転じた。この日も一時7ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上げて4.71%と、昨年11月に付けた十数年ぶり高水準にあと10bp以内に迫った。PCE統計には、金融当局が注目する価格指数が週間ベースで昨年9月以来最長の3週続伸。 円はこの日、対ドルで1ドル=134円台前半に小幅下落。市場が期待するゴルディロックスは間違いだと分かるのに伴うリスク回避の動きのほか、早期の米利下げの織り込みを解消する動きにドルは支えられると述べた。今週は米原油在庫の大幅増に加え、米金融当局者のタカ派発言を受けて、売りが膨らんだ。 ニューヨーク商品取引所(NYMEX)のウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物3月限は、前日比2.14ドル安の1バレル=76.34ドルで終了した。リッチモンド連銀総裁の発言をきっかけに下げ渋る展開となった。週間では1.3%安。
[紹介元] ブルームバーグ マーケットニュース 【米国市況】S&P500種は小幅安、FRBタカ派姿勢で-134円台前半