【米国市況】S&P500種が7日続伸、景気が底堅く-円は147円台後半
記事を要約すると以下のとおり。
米株式相場は続伸。米金融当局はインフレ率の低下と個人消費の回復を示すデータが発表され、米経済がソフトランディングを達成できるとの期待が再浮上した。S&P500種株価指数とナスダック100指数の週足チャート出所:ブルームバーグ ネーションワイドのマーク・ハケット氏は「今週発表された安堵(あんど)感をもたらすインフレ統計で投資家は自信を強め、市場の楽観的な見方が顕著に急増した。」 ほとんどの超大型株が上昇し、特にエヌビディアの上げが目立った。売上高見通し、市場予想並み-高い期待に応えられず(1) 米国債は上昇。経済指標を受けてもみ合う場面もあったが、堅調なトーンで週を終えた。ミシガン大消費者マインド指数、5カ月ぶり上昇-物価期待横ばい(2) ロンバー・オディエ・インベストメント・マネジャーズのフロリアン・イエルポ氏は「今週は基本的に、悲観的な見通しを厳しく罰する「一方通行」の週だった。 TDセキュリティーズのストラテジストは「パウエルFRB議長は最近の進展を踏まえ、来月にも利下げに踏み切る可能性が高いことを示唆するが、利下げ幅には言質を与えない可能性が高い」と指摘。パウエル議長は雇用とインフレの二大責務のリスクバランスがほぼ均衡していると発言する可能性がある。 ニューヨーク外国為替市場ではドルが下落。軟調な米住宅統計を受け、伸び悩む場面もあった。 選好されてきた円トレードが、外国為替市場の急変動で巻き戻しを余儀なくされる中で、ヘッジファンドの円ポジションが2021年以降で初めて強気に転じた。ヘッジファンド、円の買い越しに転換-キャリトレ解消で約3年ぶり ニューヨーク原油相場は反落。 ウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物は1バレル=77ドルを割り込み、週間ベースをマイナス圏で引けた。7月の米住宅着工件数は新型コロナ禍にあった2020年5月以来の低水準に落ち込んだ。これが商品投資顧問業者(CTA)に意識され、価格は下降ペースを加速した。価格低下のシナリオとしては、向こう1週間にWTI原油を追加で売る余地がありそうだと述べた。中東の緊張が緩和されないことから、オプション市場では強気なコールのプレミアムが拡大していたが、こうした動きもここ数日で薄れた。ロンドンICEの北海ブレント10月限は1.7%下げて79.68ドル。 金スポット価格は一時2%上昇し、7月に記録した最高値を更新。 金相場は年初から約20%上昇。 金相場は今年、明白なマクロ経済の強気材料が見えないにもかかわらず上昇基調に入り、ベテランアナリストらを驚かせた。金スポット価格出所:ブルームバーグ 市場は最近発表された一連の経済統計を踏まえ、利下げは間近に迫っているという確信を得た。 TDセキュリティーズの商品戦略責任者バート・メレク氏は金投資家について「比較的積極的な米金融緩和を想定しがちだ」と指摘する。一方で上場投資信託(ETF)の金保有は、約2年前から流出傾向にあったが、ここ数カ月になって増加に転じている。FOMCは金利を引き下げ、「これまで予想されていたよりも大きく行動するだろうと述べた。」 原題:StocksSeeBestWeekin’24asBuyersRaceBackIn:MarketsWrap(抜粋)TreasuriesSettoEndVolatileWeekHigherasRate-CutBetsEaseDollarSlidesforThirdWeektoNearFive-MonthLow:InsideG-10OilPostsSlimWeeklyLossinSignofFadingRiskPremiumGoldTops$2,500forFirstTimeonOutlookforLowerRates。
[紹介元] ブルームバーグ マーケットニュース 【米国市況】S&P500種が7日続伸、景気が底堅く-円は147円台後半