【米国市況】S&P500種が最高値、消費者マインド改善-ドル148円台
記事を要約すると以下のとおり。
19日の米株式相場は続伸。上げが狭いグループに集中しているとの警戒感を後退させた。BMOキャピタル・マーケッツのイアン・リンジェン氏は「2024年に入り、基礎的な経済データは悪いニュースよりも良いニュースの方がずっと多く、インフレは落ち着きつつある。」 昨年に株高をけん引した企業グループが、2024年も再び主導している。台湾積体電路製造(TSMC)のマイケル・ハートネット氏率いるチームがまとめたリポートによれば、投資家は成長株やテクノロジー株、「AIバブル関連銘柄、そしてアップルを含むマグニフィセント・セブンに回帰しつつある。」成長株やAI関連が再び選好銘柄に-BofAのハートネット氏 ブック・リポートの著者、ピーター・ブックバー氏は、最高値の更新で、米株式市場のごく一部が投資家の目を奪っているが、このような動きは水面下で広がる乖離(かいり)を覆い隠し続けていると指摘。「このような狭い範囲でのリーダーシップは、超大型株やAI関連、マグニフィセント・セブンが主導した昨年に戻ったようなもので、これが続くようであれば、それほど遠くない将来に、より広い範囲での荒い値動きにつながると考えている」と話した。S&P500種のバリュエーションはかなり高いとみており、この先は企業収益の回復が相場の小幅上昇を主導すると述べた。米金融当局は会合ごとに判断するとも強調した。サンフランシスコ連銀総裁、利下げが近いと考えるのは「時期尚早」 ケンブリッジ大学クイーンズカレッジの学長で、ブルームバーグ・オピニオンのコラムニストでもあるモハメド・エラリアン氏は「利下げは実施されると思うが、市場が期待しているほど早くも深くもないだろう」と述べた。堅調な米経済指標や金融当局者の発言、つなぎ予算の成立を背景にS&P500種が最高値を更新したため、逃避目的のドル買いが後退した。世界的な供給を維持すると予想した。今年の石油市場は潤沢な供給に、OPECプラス以外で増産-IEA CIBCプライベート・ウェルスのシニア・エネルギー・トレーダー、レベッカ・バビン氏は、市場では中国経済を巡る懸念から需給面での悲観論が広がっており、押し上げ要因として地政学的な動向に大きく依存していると指摘。TDセキュリティーズの商品ストラテジスト、ダニエル・ガリ氏によると、「実需筋による原油市場への参加は限られている」。北海ブレント3月限は0.7%安の78.56ドル。底堅い米経済指標や利下げ観測をけん制する金融当局者の発言を受けて、利下げの時期やペースを見直す動きが広がっている。目先の相場の方向性は「今後も入手される経済データと、それが利下げの時期とペースに与える影響に左右されるだろう」と述べた。原題:S&P500HitsAll-TimeHighinHistoricBullRun:MarketsWrap(抜粋)USDollarParesWeeklyGainasSharesHitRecord:InsideG-10OilEdgesLowerasOversupplyForecastsOutweighRedSeaRisksGoldPoisedforWeeklyLossasMarchRateCutOptimismFades。
[紹介元] ブルームバーグ マーケットニュース 【米国市況】S&P500種が最高値、消費者マインド改善-ドル148円台