【米国市況】S&P500は終値で初の5000超え、強気派に衰え見えず
記事を要約すると以下のとおり。
9日の米株式市場でS&P500種株価指数は4日続伸し、終値で初めて5000の大台を上回った。「S&P500種の方向性は、経済と収益が改善しているのか悪化しているのかを反映している」と語った。「市場は米金融当局が救世主になると信じていたが、経済の支えによって救世主は必要ないとの判断に転じている」と語った。この興奮はまだ少し続くだろうと述べた。過去10年の平均74%を大きく上回る。バンク・オブ・アメリカ(BofA)のマイケル・ハートネット氏は、幾つかの売りシグナルを誘発しかけていると指摘。米国株の急上昇、売りシグナル誘発近い-BofAのハートネット氏 eToro(イートロ)のオプション投資アナリスト、ブレット・ケンウェル氏は、相場は少し過熱気味だが、道を踏み外しそうになっている訳ではないとみている。国債 米国債相場は下落(利回りは上昇)CPI年次改定の発表直後には上昇する場面もあったが、すぐに反転。国債直近値前営業日比(bp)変化率米30年債利回り4.17%1.90.46%米10年債利回り4.17%1.90.58% 米東部時間16時45分 アトランタ連銀のローガン総裁は、現時点で利下げを実施する緊急性は見当たらないと述べ、「針路を維持する必要性を強調した。」CPI年次改定で昨年12月のインフレ率が下方修正されたことなどに反応した。 主要10通貨に対するドルの動きを示すブルームバーグ・ドル・スポット指数は、CPI年次改定の発表直後に上振れする場面があったものの、その後は1ドル=149円台前半でもみ合う展開。 ドイツ銀行は9日の顧客向けリポートで、米国がリセッション(景気後退)に陥らない限り、円が「意味ある形で上昇に転じる」可能性は低いと指摘。原油 ニューヨーク原油相場は5日続伸。イスラエルのネタニヤフ首相は休戦の可能性を否定し、100万人余りが避難しているガザ地区南部への軍事侵攻を予告した。先物の値動きを引き続き荒くしていると指摘した。北海ブレント4月限は56セント高の82.19ドル。CPI年次改訂はほとんど修正されず、金融政策の行方に注目が集まっている。 金スポット価格はニューヨーク時間午後1時41分現在、前日比11.32ドル(0.6%)安の2038.70ドルで引けた。
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