【米国市況】銀行売りでS&P反落、国債大幅高-ドル軟調132円近辺
記事を要約すると以下のとおり。
17日の米国株式相場は反落。マイクロソフトやアルファベットといった昔ながらのハイテク大型株が買われた。ファースト・リパブリック・バンクは大手銀行が連帯して支援を発表したものの、週間で70%を超える値下がり。KBW銀行株指数は5営業日で15%下げた。一方で米連邦準備制度理事会(FRB)が最後の貸し手として提供する2つの貸出制度を通じた銀行の借り入れは、15日までの1週間に計1648億ドル(約22兆円)に達した。「来週は重大な局面となる。」クレディ・スイスを巡る報道後も上げは続いた。利上げ休止の間で揺れている。 FOMCがどちらの方向に動くのか、ウォール街の見解は二分されているとアイキャピタルのチーフ投資ストラテジスト、アナスタシア・アモローゾ氏は指摘する。時間を置いて、正しいアプローチを取ったことを確信してから、利上げサイクルを再開するという意思表示だ。米銀救済計画で世界的な不安が和らぎ、逃避需要が後退した。為替直近値前営業日比変化率ブルームバーグ・ドル指数1246.67-4.07-0.25ポイント引き上げられるとの見方が戻ってきている。原油ニューヨーク原油先物相場は反落。 ウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物は週間ベースで13%近く下落し、約3年ぶりの大幅安を記録した。ロンドンICEの北海ブレント5月限は1.73ドル(2.3%)安の72.97ドル。 金は週間ベースでも上昇。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物6月限は、前日比2.6%高の1990.20ドルで終了した。
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