【米国市況】米国債が続落、株は終盤に持ち直す-ドル149円後半
記事を要約すると以下のとおり。
27日の米金融市場では、国債に対する売り浴びせが続いた。米国債の予想変動率の指標であるICE・BofA・MOVE指数は、1カ月ぶりの高水準を付けた。 ニューヨーク連銀が公表する10年債の「ターム(期間)プレミアム」の指標は、2021年6月以降で初めてプラスに転じた。米国債の「タームプレミアム」、2021年6月以来のプラス転換 JPモルガン・アセット・マネジメントの債券最高投資責任者(CIO)、ボブ・マイケル氏はブルームバーグテレビジョンのインタビューで、「経済と債券市場は転換点にある」と指摘。米国株 米株式市場ではS&P500種株価指数がほぼ変わらず。AI分野で注目されるエヌビディアが同指数の上げを主導した。政府機関の閉鎖や自動車ストはわれわれに代わって景気を鈍化させる恐れがあるからだと述べた。 エバコアISIのクリシュナ・グーハ副会長は、金融環境の引き締め度合いを弱めるとの見解を表明する機会になるとみていると分析。外為 外国為替市場ではドルが6営業日続伸。 ユーロは一時0.8%安の1ユーロ=1.0488ドルを付けた。「強い緊張感持って動き見ている」と鈴木財務相-1ドル149円台で推移原油 ニューヨーク原油先物相場は続伸し、1年ぶりの高値を更新した。クッシングの在庫は2200万バレル弱と、稼働に必要なほぼ最低量まで減少した。主要消費国のインドは原油高が景気に及ぼす悪影響を指摘、来年の需要見通しに一定の疑問も浮上している。 エナジー・アスペクツの共同創業者で調査責任者のアムリタ・セン氏は「私が恐れているのは、在庫をこれまでに大量に放出してしまったということだ」とブルームバーグテレビジョンで指摘。北海ブレント11月限は2.59ドル高の96.55ドルで引けた。 金は日中ベースで3月以来の安値をつけた。 MKSPAMPの金属戦略責任者ニッキー・シールズ氏は「オンス当たり1900ドル近辺では戦略的な買い手が多いと広く考えられている」とリポートで指摘。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物12月限は28.90ドルで引けた。
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