【米国市況】株続落、大型ハイテク決算控え商い慎重-ドル157円半ば
記事を要約すると以下のとおり。
19日の米株式相場は続落。 S&P500種株価指数はテクノロジー株を中心に下落。こうした急速なポジション変更は、決算発表を控えたテクノロジー業界のみならず、あらゆるセクターを巻き込んだ下落予想に拍車をかけた。エヌビディアやインテルを含むフィラデルフィア半導体株指数は同1.5%超値上がりした。多くの大型ハイテク企業が決算を発表すると指摘。米サイバーセキュリティー会社クラウドストライク・ホールディングスのソフトウエア更新で不具合が発生、マイクロソフトの「ウィンドウズ」を基本ソフト(OS)とする世界各地のコンピューターを機能不全に陥らせた。同価格指数は9月利下げの観測を維持させる内容になると見込まれている。 米連邦公開市場委員会(FOMC)による9月利下げの可能性に加え、ドナルド・トランプ氏が米大統領選で勝利するとの見方が強まり、米国株に資金が集まっていると、バンク・オブ・アメリカ(BofA)のストラテジストが指摘した。米国株に資金流入、トランプ氏勝利と9月利下げ織り込みーBofA ゴールドマン・サックス・グループのプライムブローカーデスクによると、ヘッジファンドのネットレバレッジはリスクテーク意欲のバロメーターと見なされることが多い。 しかしこれは弱気な取引ではない。材料に乏しく、商いは薄かった。民主党候補がバイデン氏ではなくなるかもしれないという問題のせいで、トランプ・トレードが展開する確率に混乱が生じていると指摘。週間ベースでは3週連続で上昇し、今年最長の上げ局面となった。 ソシエテ・ジェネラルのストラテジストは「最終的な影響を判断するのは時期尚早だが、日銀にとっては現在の市場環境の方が4月下旬に介入した当時よりも好ましいようだ」とリポートに記した。 ニューヨーク原油先物相場は大きく下げる展開となった。週間ベースでは2週続落となった。 ただ、プロンプトスプレッド(当限月と来限月の価格差)は依然、バックワーデーション(逆ざや)となっている。下落率は6月初旬以来の大幅となった。週間では4週ぶりの下落となった。金融当局がより早期かつ幅の大きい利下げを実施するとの見方が強まったほか、地政学リスクが高まる中で逃避先としても金は買われた。「今後数週間は引き続き下値を切り下げていく動きに警戒していく」とリポートに記した。「金の強気相場は一服する可能性がある」とガリ氏は付け加えた。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物8月限は、この日57.30ドル(2.3%)下落し2399.10ドルで引けた。
[紹介元] ブルームバーグ マーケットニュース 【米国市況】株続落、大型ハイテク決算控え商い慎重-ドル157円半ば