【米国市況】株下落、ローテーションの動き一服-ドル157円台前半
記事を要約すると以下のとおり。
18日の米株式相場は下落。同指数は今年に入って40回近く最高値を更新してきたため、下落あるいは少なくとも値固めに入るとの観測が強まっている。小型株で構成するラッセル2000指数は約2%安。 個別銘柄では、強気な業績見通しを示していた台湾積体電路製造(TSMC)が小幅高で終了した。今では資金調達コストの高さが大きな障害となっていた資本財と生活必需品といった、幅広い分野に資金が流れている。米新規失業保険申請、5月上旬以来の大幅増-労働市場の軟化示唆(1)ラッセル2000指数出所:ブルームバーグ パイパー・サンドラーのクレイグ・ジョンソン氏は、最近の「ローテーション」で広範な市場が短期的にやや買われ過ぎの領域に入っていたと指摘。けん引役の分野で続いている状況も踏まえると、短期的には値固めが起こりやすいと述べた。国債直近値前営業日比(bp)変化率米30年債利回り4.40.75% 米東部時間16時55分 外国為替市場で円はドルに対して下落。 ウェルズ・ファーゴは、円にとって最も重要な短期のカタリストは7月の日銀会合だとし、「利上げの可能性が過小評価されていると記した。」円ショートの巻き戻し、日銀会合や世界のデータ次第-ウェルズF ユーロは下落。ECB、金利据え置き-9月判断は「未決定」とラガルド総裁(3) フィデリティ・インターナショナルのマクロ・戦略的資産配分担当グローバル責任者、サルマン・アーメド氏はECB政策決定後に「成長への下向きリスクは特に工業セクターの鈍い回復や、企業の投資需要に影響を及ぼしている弱い信用動向が要因であり、ECBが景気抑制をある程度取り除く論拠を強める」と述べた。 ウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)は1バレル=83ドルを下回る水準で引けた。このデータを受けてWTIのプロンプトスプレッドは1.5ドルのバックワーデーション(逆ざや)となった。この山火事も影響し、カナダ産の重質原油の価格は上昇した。 金スポット相場は続落。弱いインフレ指標が複数示されたことを受けて、より早期で幅も大きい利下げ見通しが強まったためだ。失業保険の継続受給者数も大きく増え、労働市場の軟化を示唆する新たな証拠となった。いずれにせよ、投資家による金への資金流入を支えるだろうと分析した。BMOキャピタル・マーケッツのマネジングディレクター、コリン・ハミルトン氏はトランプ政権が誕生する可能性から、中国のみならず欧州との間でも地政学的緊張が高まるとの見方が出ていることも、金の支援材料になっていると調査リポートで指摘した。
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