【米国市況】株・国債ともに上昇、エヌビディア決算待ちー156円前半
記事を要約すると以下のとおり。
21日の米国株式相場は上昇。同社の売上高はデータセンター事業に対する旺盛な需要に押し上げられる見通しだ。 S&P500種は終値で今年24回目の最高値更新となった。低調な売上高が続くとの見通しを示して売られた。米パロアルト・ネットワークス株、時間外で急落-売上高見通しに失望 恐怖指数として知られるシカゴ・オプション取引所(CBOE)のウォラー理事は、利下げを開始するには良好なインフレ数値を「あと数カ月」確認する必要があるとの見解を示し、「3、4カ月の据え置きで経済が崖から急転落するようなことにはならないだろうと述べた。アトランタ連銀総裁、中立金利巡り活発に議論ー10-12月利下げ開始も バーFRB副議長(銀行監督担当)は、インフレの完全沈静化には政策当局がこれまで考えていたよりも長い間金利の据え置きが必要 ニュースレター「ザ・セブンズ・リポート」を創業したメリルリンチの元トレーダー、トム・エッセイ氏は「市場は現時点で、米金融当局者が折に触れて言及する高金利の長期化を織り込み済みだ」と指摘。 ゴールドマン・サックス・グループのストラテジストらは、株式投資家は市場のボラティリティー急上昇に身構えていると指摘。この日は世界的に債券高、インフレに歯止めをかけつつある兆候が示されたことが追い風となった。同日発表された4月の消費者物価指数(CPI)が前月に比べて伸びが鈍化。 米10年債利回りは約3ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)低下。経済成長に対して少し悲観的な見方を強め、米金融当局の次の動きは利下げだという考えにウォラー氏は傾きつつあると分析した。為替直近値前営業日比変化率ブルームバーグ・ドル指数1247.581.100.03% 米東部時間16時50分 円相場は対ドルでほぼ変わらずの156円台前半。 ドル・円の1カ月物リスクリバーサルは、円に対して約3週間ぶりの強気な水準に傾いている。 原油先物相場は続落し、3カ月ぶり安値近辺で推移した。 北海ブレントの期近物は1バレル=83ドルを下回って終了。 北海ブレントのプロンプトスプレッド(当限月と来限月の価格差)は一時、バレル当たり10セントまで縮小。 ブレント原油現物の先物に対する相対的な指標であるブレントDFLはマイナスに転じており、現物市場の弱さを示唆する。中心限月の7月限は83セント(1%)安の82.88ドルで引けた。早期利下げの可能性は高くないことを示唆する米金融当局者のタカ派的発言が重しとなった。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物8月限は12.60ドル(0.5%)安の2449.10ドルで終了した。
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