【米国市況】株は上昇再開、イエレン長官発言でリセッション懸念後退
記事を要約すると以下のとおり。
17日の米国株式相場は上昇を再開。フォード・モーターは下落。 イエレン米財務長官はブルームバーグテレビジョンとのインタビューで「多くの国が自国経済の促進に向け、力強い中国の成長に依存している。」米国の「成長は減速したが、労働市場はかなりの力強さを維持している。」 動画:ブルームバーグテレビジョン出所:ブルームバーグ イエレン長官は、米国が労働市場の大幅な軟化を伴わずにインフレ率を低下させる「好ましい軌道」を進んでいるとの考えを示したデータを受けて株式と債券の相場が上昇した。人々はそこそこの成長を良しとするようになったと解説。ブルームバーグインテリジェンスがまとめたデータによれば、S&P500種採用企業の4-6月(第2四半期)決算は9%の減益が予想されている。「S&P500種企業の決算を指標とするなら、アナリストらは第2四半期と通期の両方で予想の下方修正を続けている」と述べた。今月25-26日の米連邦公開市場委員会(FOMC)を控えており、材料に乏しい市場展開となった。中期債の好調で2ー5ー30年債のバタフライスプレッドは約4bp縮小した。ブルームバーグ・ドル指数は朝方の上昇分を消して下げに転じた。一方で主要通貨のボラティリティーに反応して、新規の買いも入った。インフレ圧力は後退した。 商品先物取引委員会(CFTC)が発表した7月11日終了週の建玉データによれば、レバレッジファンドによる円のネットショートは3582枚増えて5万8099枚。 原油 ニューヨーク原油先物相場は続落。中国の4-6月成長率は市場予想を下回った。 トレーダーは、金融引き締めの中で消費がどのように持ちこたえているかをうかがう材料となる。 ニューヨーク商品取引所(COMEX)の先物8月限は前週末比8ドル(0.4%)安の1オンス=1956.40ドルで取引を終えた。
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