【米国市況】株が大幅高、ショートカバー入る-ドルは134円台後半
記事を要約すると以下のとおり。
5日の米株式相場は大幅高。株式終値前営業日比変化率S&P500種株価指数4136.25% 地銀パックウェスト・バンコープは80%超急伸。KBW銀行株指数は2020年9月以来の安値から反発した。アップル株は4.7%高。米雇用者数は予想上回る伸び、賃金も加速-労働市場の強さ示唆(3) イートロの米投資アナリスト、キャリー・コックス氏は「現在のところ、今回の統計は金融当局が米経済をまだ破壊していないことを示唆する新たな兆候だ」とし、「弱気筋にとって最も都合の良い論拠はリセッションが間近に迫っているというものだが、雇用のデータで実際に証拠を目にするまでそう主張するのは厳しいかもしれないと述べた。金融当局が著しい景気低迷を招くことなくインフレ率を目標の2%に戻し、経済をソフトランディング(軟着陸)させるのはなお可能だと考えているとも述べた。その後は年末までに少なくとも2回の0.25ポイント利下げを織り込んでいた。「500ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)の利上げは影響を与えつつあるが、インフレに対して勝利宣言するには時期尚早だ」と述べた。国債直近値前営業日比(bp)変化率米30年債利回りも一時8bp上げた。 TDセキュリティーズの金利戦略グローバル責任者プリヤ・ミスラ氏は「利下げの織り込みはやや弱まるだろうが、雇用統計は景気の遅行指標であり、銀行は現在、融資基準を引き締めつつある」と指摘。ブルームバーグのドル・スポット指数は雇用統計発表後に一時上昇したが、その後は下げに転じた。雇用統計を受けた米国債利回り上昇が手掛かりとなった。需要軟化を巡る懸念が薄商いで増幅された。英シェルのワエル・サワン最高経営責任者(CEO)は4日、市場は実際には「かなりタイトだ」と話した。「石油輸出国機構(OPEC)の減産やOPECプラス以外の産油国からの低調な供給、中国での明るい需要見通しが再び注目されるのは時間の問題に過ぎない」と述べた。金 ニューヨーク金相場は反落。銀行セクター混乱の中、米リセッション(景気後退)懸念で利下げ観測が高まったことから、金は3月初旬から10%余り上昇してきた。「6月までの間には多くのデータが公表される」と述べた。 ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物6月限は、前日比30.90ドル(1.5%安の1オンス=2024.80ドルで終了。
[紹介元] ブルームバーグ マーケットニュース 【米国市況】株が大幅高、ショートカバー入る-ドルは134円台後半