【米国市況】国債下げ深まる、S&P500種は3日続落-一時142円07銭
記事を要約すると以下のとおり。
3日の米金融市場では、米国債の下げが一段と深まった。経済が予想外に強い兆候と財政赤字拡大を巡る懸念を背景に、年限が長めの国債はこのままいけば、週間ベースで今年に入って最大の下落率を記録することになる。 2年債利回りは一時4.20%近くまで上昇し、その差は70bp余りとなった。 ブック・リポートを執筆するピーター・ブックバー氏は「ソブリン債バブルの縮小は続いている。」株式 S&P500種株価指数は3日続落。4-6月(第3四半期)の労働生産性指数(速報値)は約3年ぶりの大幅上昇となった。「それは企業利益の下振れ懸念を後退させる。」外為 外国為替市場では、円が対ドルで上昇し、一時142円台半ばでの推移となった。「米国債利回りが上昇する中、こうした緩やかな上昇は、円の対ドルでの下げを限定するのに寄与するだろう」と述べた。 クレディ・アグリコルCIBのG10為替戦略責任者、バレンティン・マリノフ氏はドルについて「米国債利回り上昇と世界的な株安の中で上昇した」と述べた。0.25ポイントは市場予想に一致した。原油 ニューヨーク原油相場は大幅反発。国営サウジ通信(SPA)が同国の声明を報じた。WTI先物出所:Nymex 一方、ガソリン先物は4営業日連続安。 ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物9月限は1.94ドル上昇の85.14ドル。雇用統計で政策金利の軌道が明確になると期待されている。この日の経済統計では新規失業保険申請統計が労働需要の底堅さを浮き彫りにした一方、米労働生産性指数は約3年ぶりの大幅な伸びとなり、労働コストの上昇を相殺する格好となった。
[紹介元] ブルームバーグ マーケットニュース 【米国市況】国債下げ深まる、S&P500種は3日続落-一時142円07銭