【米国市況】円が乱高下、介入実施か-国債利回り下げに転じて株反発
記事を要約すると以下のとおり。
21日の米金融市場は株式、国債、為替の各相場が大きく揺れる展開となった。午前には5年債利回りが2007年以来初めて一時4.5%を上回ったが、一部の米金融当局者が政策の引き締め過ぎを懸念しているとのウォールストリート・ジャーナル(WSJ)報道をきっかけに下げに転じた。その後は切り返し、146円台前半まで急反発した。ユーロは対ドルで0.9862ドル。 またドイツ銀行のチーフ国際ストラテジスト、アラン・ラスキン氏は「現在の介入に関する問題は、為替介入で円を市場から吸収しても、日銀の債券介入で円の流動性は増えることだ」と指摘。ドル・円相場の推移出所:ブルームバーグ 株式市場はこの日も金利見通しを強く意識した展開。週間ベースで6月以来の大幅高となった。 トゥルーイスト・アドバイザリー・サービシズのチーフ・マーケットストラテジスト、キース・ラーナー氏は、金利と国債のボラティリティーが目立つ1週間だったが「全体としては、金利の上昇幅が大きかった割に株式市場はよく持ちこたえたと言えるだろう」と話した。FOMC、利上げピークと減速時期を討議へ-ブラード氏とデーリー氏 米国債市場ではニューヨーク時間午後4時16分現在、10年債利回りが1ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)低下の4.22%。世界的な景気減速を巡る懸念が続く中、ボラティリティーの高い1週間となったが、週間ベースでもプラスで終えた。ロンドンICEの北海ブレント12月限は1.12ドル高の93.50ドル。 オアンダのシニアマーケットアナリスト、エド・モヤ氏は「次回会合での0.75ポイント利上げが最後の大幅な利上げになるとの見方が強まる中、金は復活を演じている」と指摘。 金スポット相場はニューヨーク時間午後3時7分現在、前日比1.2%高の1656.30ドルで終了した。
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