【米国市況】中東情勢懸念し世界株安、安全資産に買い－149円台後半

20日の米株式相場は続落。
「恐怖指数」として知られるシカゴ・オプション取引所（ＣＢＯＥ）のボラティリティー指数（ＶＩＸ）は3月以来の高水準となった。
決済ネットワークでの支出額の伸びが予想を下回った。
アメックス、7－9月は小規模事業者の支出の伸び鈍化－株価下落　　シティー・インデックスのマーケットアナリスト、ファワド・ラザクザダ氏は「中東情勢を受けて原油および株式市場でボラティリティーが高まっている。」
中東諸国の首脳はエジプトのカイロで21日に会談する。
ヒズボラは、誘導ミサイルでイスラエルの複数の拠点を標的にしたと主張した。
前年は決算シーズン全体で78％が予想を上回っていた。
中東情勢の悪化を背景に、利回りが数年ぶりの高水準にある米国債への需要が強まったことなどが要因だ。
19日には、パウエル連邦準備制度理事会（ＦＲＢ）議長が少なくとも11月の連邦公開市場委員会（ＦＯＭＣ）会合で利上げを実施する可能性が低いことを示唆したため、短期債利回りが低下し始めた。
現在は地政学リスクに「注目がシフトしている」と述べた。
米国債利回りの上昇に勢いがなくなったことが背景。
為替直近値前営業日比変化率ブルームバーグ・ドル指数1272.75-0.060.12%  米東部時間16時56分原油　　ニューヨーク原油先物相場は反落。
　米国と欧州の政府はイスラエルに対し、ガザへの地上侵攻の先延ばしに抵抗したものの、米国の圧力に押されて侵攻をとどまることに同意したという。
バイデン米大統領はこの日、支援物資を積んだトラックが24－48時間以内にガザに入るだろうと述べた。
11月限はこの日が最終取引。
金　　ニューヨーク金相場は続伸。
　イスラエル軍は20日朝にかけてガザ地区のハマスの拠点を攻撃し、レバノンからミサイルが発射されたことを受けて同国の親イラン民兵組織ヒズボラに打撃を与えたと発表した。
米国は軍事プレゼンスをこれまでに著しく強化している。
　ニューヨーク商品取引所（ＣＯＭＥＸ）の金先物12月限は、前日比13.90ドル（0.7％）高い1オンス＝1994.40ドルで終了した。