【米国市況】ハイテク買い、AI熱でエヌビディア急伸-ドル146円台
記事を要約すると以下のとおり。
21日の米株式市場では大型ハイテク株の主導で相場が持ち直した。ナスダック100指数の上昇率は1%を超えた。ブルームバーグがまとめたデータによれば、同社が23日に発表する決算では、前年同期比65%の増収が見込まれている。 パウエルFRB議長は25日、カンザスシティー連銀がワイオミング州ジャクソンホールで開く年次シンポジウムで講演する予定で、投資家の注目を集めている。「経済の底堅さが、より高い金利をより長くというFRBの姿勢を長期化させ得る現実に、焦点を絞った投資家もいるだろう」と説明した。 ジャクソンホールでのFRB議長講演の翌週に株価は3.2%下落したという。パウエル氏はインフレとの闘いをやり遂げるまで引き締め政策を続けると言明した。電気自動車(EV)のニコラが急落。経済が根強い底堅さを見せているため、利上げが終了した後も金利は高止まりした状態が続くとして、投資家はポジションを調整している。 売りは長期債に集中し、利回り曲線は傾斜を強めた。 ナットアライアンス・セキュリティーズのインターナショナル債券責任者、アンドルー・ブレナー氏は「テクニカル分析は債券弱気派の見方だ」と話す。為替 10年債利回りの上昇を背景に、ドル指数は先週まで週間ベースで5週連続で上昇。この日は円以外の全主要通貨が対ドルで上昇。パウエルFRB議長が「ジャクソンホール会合でハト派的なメッセージを送る可能性」は、ドルに短期的にダメージを与えかねないと指摘した。 「パウエル氏がインフレに関する表現を幾分か逆戻しする場合に備え、市場はジャクソンホールを控えてドルのエクスポージャーをいくらか減らす方向に傾斜するかもしれないとも述べた。」 ウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物は1バレル=81ドルを下回って引けた。 一方で市場は、このところの下落の要因となった中国の経済低迷にも引き続き注目している。中国、住宅ローン連動の5年物LPR据え置き-「不可解との声(2) CIBCプライベート・ウェルスのシニア・エネルギー・トレーダーのレベッカ・バビン氏は「金利の動きが落ち着く、ないし中国がより積極的な刺激策を示すまでWTIは下振れ方向で80ドルを試す展開が続く」と分析。 ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物9月限は前週末比53セント(0.7%)安い1バレル=80.72ドル。市場は今週ジャクソンホールで開催されるカンザスシティー連銀主催の年次シンポジウムに注目している。 金スポット相場はニューヨーク時間午後2時40分現在、前週末比0.3%)上昇の1923ドルで終了した。
[紹介元] ブルームバーグ マーケットニュース 【米国市況】ハイテク買い、AI熱でエヌビディア急伸-ドル146円台