【米国市況】ハイテク株が下落、利回り上昇-円下げて一時142円21銭
記事を要約すると以下のとおり。
2024年最初の取引日となった2日の米金融市場では、S&P500種株価指数が下落。ハイテク銘柄の比重が高いナスダック100指数は1.7%下落し、2カ月ぶりの大幅安となった。JPモルガン・チェース株は1.2%高の172.08ドルで終了。アップル株下落、バークレイズが弱気派に加わる-iPhone需要軟化警戒 2023年の米株上昇を予想していた少数派の1人、ファンドストラット・グローバル・アドバイザーズのトム・リー氏は、今年も株価は好調に推移すれば強気予想が否定される可能性があるとも述べた。 ストルツファス氏は「昨年第4四半期(10-12月)に経験したような強気相場後に市場が一時停止するのは珍しいことではない」と顧客向けリポートで指摘。 アナ・ウォン氏らブルームバーグ・エコノミクスのエコノミストは「パウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長が言うように失業率の急上昇を招かずにインフレ率が一段と低下すれば、株高・債券高は正当化される」と指摘。 国際通貨基金(IMF)のゲオルギエワ専務理事は米経済は「確実」に軟着陸へ-FRB政策が寄与米国債市場は利回りが大幅に上昇し、世界的な債券売りの流れに加わる格好となった。10年債利回り4.08%5.11.60% 米東部時間16時40分 UBSグループの金利ストラテジスト、エマヌイル・カリマリス氏は「市場はこの先、恐らくもう少し弱気のトーンを帯びるはずだ」と、ブルームバーグテレビジョンで指摘。 大規模な社債発行の見通しも、債券相場の重しとなっているとみられる。為替 外国為替市場ではドルが上昇。 ドルは対円で過大評価されていると指摘。金利スプレッドから判断すると円は1ドル=140円50銭近くで取引されるべきだとの見方を示した。 ウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)原油先物2月限は3ドルを超える値幅で上下し、1バレル=70ドル近くで終えた。 これより先には、米海軍がイエメンの親イラン武装組織フーシ派のボート3隻を攻撃したのを受け、イランが紅海に駆逐艦を派遣したことから、原油は値上がりしていた。ロンドンICEの北海ブレント3月限は1.5%安の75.89ドル。 金スポット相場は昨年に年間で13%高と、3年ぶりの上昇。 米金融当局者らは急速な金融緩和への期待をけん制しているが、金利スワップ市場では今後1年間に6回の利下げが実施されると織り込まれている。 ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物2月限は前営業日比1.60ドル(0.1%)高の1オンス=2073.40ドルで終了した。
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