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【米国市況】ドル153円台突入、CPI予想上振れで-国債利回り急伸

記事を要約すると以下のとおり。

10日のニューヨーク外国為替市場で円相場が1ドル=153円台に急落した。
これは1990年以来の安値水準。
 マネックスの外国為替トレーダー、ヘレン・ギブン氏は「市場は明らかに、通貨当局の口先介入を現時点ではったりだと見なしている」と指摘。
投機筋が円を攻撃していると日本の当局者からは口先介入が相次いでおり、それを踏まえると面目を保つために介入したいという面もあるかもしれないと語った。
    クレディ・アグリコルCIBのG10通貨調査責任者、バレンティン・マリノフ氏は「日本の財務省や日本銀行にとって越えてはならない一線とされる1ドル=152円を簡単に突破したことは、同当局が痛みを感じる水準がもっと高いかもしれないことを示唆している」と述べた。
米コアCPI、3カ月連続で上振れ-米利下げ後ずれの可能性(4)  コーペイ・カレンシー・リサーチのチーフ市場ストラテジスト、カール・シャモッタ氏は「これから6月までの間に多くのことが変わり得る」と指摘。
利回りは急伸し、年初来の高水準に達した。
金融政策に最も敏感な2年債利回りは一時24bp上昇して4.98%を付けた。
入札では、最高落札利回りが入札前取引(WI)水準を3bp余り上回った。
 ウェリントン・マネジメントの債券ポートフォリオマネジャー、カンペ・グッドマン氏は「インフレが3%前後で横ばい状態になる状況を示唆しており、米金融当局は据え置き継続に傾くだろう」と指摘。
 チャールズ・シュワブのチーフ債券ストラテジスト、キャシー・ジョーンズ氏は「要するに、今回のデータは年内の米利下げがせいぜい1回か2回になることを意味している。」
しかし、10年債利回りが5%に上昇するとはみていないと述べた。
株式終値前営業日比変化率S&P500種株価指数5160.64-49.27-0.95%ダウ工業株30種平均38461.51-422.16-1.09%ナスダック総合指数16170.36-136.28-0.84%  米金融当局が2%インフレ目標への「最後の1マイル」を進む中、物価圧力の根強さが改めて意識され、高金利が長期化するとの見方が広がった。
 ローレンス・サマーズ元米財務長官はブルームバーグテレビジョンで「次の政策金利の動きが下向きではなく、上向きになる可能性を真剣に考えるべきだ」と指摘。
ただ、USスチールに米資本を維持するべきだという、先月示した考えを繰り返すことはなかった。
 市場関係者は市場の見通しを見極める上で、今週公表される石油輸出国機構(OPEC)と国際エネルギー機関(IEA)の月報にも注目している。
金  ニューヨーク金相場は下落。
スポット金価格はCPI発表後に急落出所:ブルームバーグ  サクソバンクの商品戦略責任者オレ・ハンセン氏は「米利下げの回数からインフレの根強さに焦点をシフトさせた」一部の投資家が買いを入れ、金相場の下値を支えたと述べた。
 金スポット相場はニューヨーク時間午後2時15分現在、0.5%安の1オンス=2340.62ドル。

[紹介元] ブルームバーグ マーケットニュース 【米国市況】ドル153円台突入、CPI予想上振れで-国債利回り急伸

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