【米国市況】ドル150円台前半、32年ぶり円安更新－Ｓ＆Ｐ500種は続落

20日の米金融市場では株式が続落し、国債利回りが上昇。
米株続落、Ｓ＆Ｐ500種株価指数は前日比0.3％）安の3665.78。
ナスダック総合指数は0.6％低下。
　シティー・インデックスの市場アナリスト、ファワド・ラザクザダ氏は「株式市場はまだ危機を脱していない」とコメント。
　テスラやＩＢＭなどの企業決算も投資家の関心を集めた。
ニューヨーク時間午後に円売りが加速。
日本当局による再度の円買い・ドル売り介入への警戒も強まっている。
主要10通貨に対するドルの動きを示すブルームバーグ・ドル・スポット指数は0.1％低下。
150円を一気に上抜けるのを放置すれば、日本当局がそもそも避けようとしていた円安方向へのボラティリティー拡大となりかねない。
今こそ介入せざるを得ないだろうと思うと語った。
　ＵＳバンク・ウェルス・マネジメントのシニア投資ストラテジスト、ロブ・ハワース氏は「原油市場は依然として方向性を探っている」と指摘。
この日が最終取引日だった11月限は、43セント（0.5％）高の85.98ドルで引けた。
ニューヨーク商品取引所（ＣＯＭＥＸ）の金先物12月限は前日比0.2％下げて1626.44ドル。
　金連動型上場投資信託（ＥＴＦ）からの資金流出は加速しており、金にとって弱気なシグナルとなっている。
金相場は来年に持ち直す可能性があるとみている。