【日本株週間展望】踊り場、米エヌビディア決算注視－業績期待は支え

2月第3週（19－22日）の日本株は短期的な踊り場を迎える見込み。
米景気の軟着陸期待と堅調な企業業績を受けて日経平均株価は一時3万8800円台まで上昇し、1989年12月に付けた史上最高値の更新まであとわずかに迫った。
エヌビディアの業績が市場の期待を上回れば一段高につながりやすい半面、予想に届かなければ目先の買い材料は出尽くしたと受け取られかねない。
会社予想の平均は前期比13％増と2桁増益になる見通し。
22日には1月の中古住宅販売件数や米Ｓ＆Ｐグローバルの購買担当者指数（ＰＭＩ、2月）の発表がある。
  《市場関係者の見方》しんきんアセットマネジメント投信の藤原直樹運用部長　　株価調整の週になりそうだ。
日本株そのものに割高感は乏しいものの、米国株市場での材料出尽くしをきっかけに上昇相場の中の踊り場となりやすい。
下がる日があってもあまり深追いはせず、小じっかりとなりそうだ。
国内で中小型のＡＩ関連銘柄が出遅れて上がってくるかどうかに注目している。