【日本市況】長期金利11年ぶり高水準、日経平均は3万9000円台を回復
記事を要約すると以下のとおり。
20日の日本市場では債券が下落し、長期金利は11年ぶりの高水準を付けた。 長期金利の指標となる新発10年、40年物の国債利回りは0.97%を超え、13年5月以来の水準に上昇した。日銀が21日に「金融政策の多角的レビュー」に関する第2回ワークショップを開催することもあり、様子見で買いが入らないと述べた。 SBI証券の道家映二二チーフ債券ストラテジストは、6月の日銀決定会合は政策変更の可能性が意識される「ライブ会合になり、ゼロ回答はないだろう」と予想。期待インフレの上昇を見込んだ投資家からの応札が増えた。銀行や電機、輸送用機器株も相場を押し上げた。TOPIXの業種別指数では、市況高が業績を押し上げると期待される石油・石炭製品、鉱業、非鉄金属が上位3位を占めた。 為替 円相場を下支えした。 野村証券の後藤祐二朗チーフ為替ストラテジストは「米景気指標の弱さが株安やボラティリティー上昇につながらない状況が維持されており、キャリー目的の円売り需要が根強い環境だ」と指摘する。
[紹介元] ブルームバーグ マーケットニュース 【日本市況】長期金利11年ぶり高水準、日経平均は3万9000円台を回復