【日本市況】長期金利低下、日銀緩和維持決定-円下落、株は値下がり
記事を要約すると以下のとおり。
10日午後の日本市場は債券相場が大幅高(長期金利は低下)になっている。新発10年国債利回りは一時マイナス0.5%を大きく下回っている。 三菱UFJモルガン・スタンレー証券の佐藤一哉ストラテジストは368回債利回りのマイナスについて、修正観測からショート(売り建て)で粘っていた向きが日銀の現状維持発表を受けて経済合理性の観点から買い戻し、マイナスまで低下している可能性があるだろうと説明した。 植田和男日銀次期総裁Photographer:KiyoshiOta/Bloomberg為替 外国為替市場では円が下落。 NBCフィナンシャルマーケッツ・アジアのディレクター、デービッド・ルー氏(香港在勤)は「サプライズ警戒の円買いポジションの巻き戻し」が出ていると説明。「黒田総裁の会見が波乱を呼ぶ可能性もあまりない」とし「次の焦点は米雇用統計になる」と話した。日銀会合の発表を受けて先物は一時下げ渋り、日経平均株価も午後の取引開始時は下げ幅を縮めたが、すぐに売り物に押された。関連記事日銀会合注目点:黒田総裁最後の会合、緩和継続へ-くすぶる修正観測地銀の日銀YCC修正の受け止め方拮抗、国債積み増し優勢-調査黒田日銀の異次元金融緩和で変貌を遂げる-検証。
[紹介元] ブルームバーグ マーケットニュース 【日本市況】長期金利低下、日銀緩和維持決定-円下落、株は値下がり