【コラム】2023年予想にご用心、異例の不確実性-ジョン・オーサーズ
記事を要約すると以下のとおり。
クリスマスが近づき、金融業界ではアナリストが一斉に2023年の予測を発表している。 地球が太陽のまわりを一周するのには365日がかかり、1月1日から12月31日までに何が起こるかをそれほど気にする必要があるだろうか。 下の図は原油市場のものだ。 だが、それはロシアのウクライナ侵攻と中国の厳格な新型コロナウイルス対策という想定されていなかった衝撃が互いの影響を打ち消しあった結果に過ぎない。株式市場を見ると、全ての予測を暦年に基づいて行うことの無意味さがより明白になる。 ジャナス・ヘンダーソンのアニート・チャクラ氏の研究は、今年の企業収益を予測する上でアナリストが実際にかなり良い仕事をしたことを示した。来年の企業利益の変化と株価指数の変化をマッピングしたものだが、相関は驚くほど低い。つまり23年の企業利益について正確に知っていても、相場がどうなるかについてはほぼ何も分からないということだ。下のチャートは1970年以降のS&P500種株価指数の過去12カ月の利益と10年間の平均利益に基づいたPERを示したものだ。 ブルームバーグのルー・ワン氏の記事によると、来年の株式相場の予想の最高値と最低値の差を示している。23年については株価下落が予想されており、ストラテジストが下落を予測したのは今世紀初めてのことになる。この警告についてさらに自信を深める理由があるとすれば、少なくとも今後12カ月については著名アナリストらが突如として前例のないネガティブに転じたという事実だ。このコラムの内容は必ずしも編集部やブルームバーグ・エル・ピー、オーナーらの意見を反映するものではありません)原題:BeCareful,HereComethePredictionsfor2023:JohnAuthers(抜粋)ThiscolumndoesnotnecessarilyreflecttheopinionoftheeditorialboardorBloombergLPanditsowners.。
[紹介元] ブルームバーグ マーケットニュース 【コラム】2023年予想にご用心、異例の不確実性-ジョン・オーサーズ