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【コラム】日本化しつつある中国、大手高級ブランドも懸念-レン

記事を要約すると以下のとおり。

世界で最も強靱(きょうじん)な高級品コングロマリット、 LVMHモエヘネシー・ルイヴィトンでさえ寒気がする。
営業利益率は低下した。
 「カルティエや「ヴァンクリーフ&アーペル」などブランドを抱えるスイスのリシュモンも、日本での好調な売り上げは必ずしも幸運なことではない。
 日本での価格はかなり低い。
これらの企業が多額の投資を進めてきた中国で消費が鈍っているのだから、二重の打撃だ。
それは日本化だ。
80年代のバブルが崩壊した後の東京を思い出してほしい。
 ユニクロは98年にパタゴニアの数分の1の価格でフリースを発売し、一躍脚光を浴びた。
JPモルガン・チェースによれば、輸入ファッション販売全体に占めるハンドバッグの割合は1994年の26%から2004年には43%に上昇した。
そのレッスンとはどういうものか。
欧州ファッションはなお経済的成功の象徴であり、インフルエンサーやファッショニスタらはオンラインで商品を注文し、インスタ映えする写真や、夜の外出でこうしたアイテムを披露し、その後無料で返品するようになった。
正規の値段で購入するよう中国の消費者を納得させるには一苦労するだろう。
消費者がより手頃な価格の代替品に切り替えているとの認識を示した。
 中国人は20年もの間、欧州の高級ブランドを購入してきた。
(シュリ・レン氏はブルームバーグ・オピニオンのアジア市場担当コラムニストです。

[紹介元] ブルームバーグ マーケットニュース 【コラム】日本化しつつある中国、大手高級ブランドも懸念-レン

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