【インサイト】日銀、中東情勢受けた「石油ショック」のリスク警戒も

パレスチナ自治区ガザを実効支配するイスラム組織ハマスによるイスラエル奇襲攻撃が地域紛争にエスカレートすれば、日本経済や日本銀行の金融政策に影響が生じる可能性がある。
　ただ過去の事例を踏まえると、日銀が新たな「石油ショック」を警戒する可能性も十分あるだろう。
1973年10月の「第4次中東戦争」を契機とした物価高騰により、第2次世界大戦後の日本の2桁成長に終止符が打たれた。