「逆イールドはリセッション前触れ」の発見者、米国で確率上昇と指摘
記事を要約すると以下のとおり。
米連邦準備制度は既に経済を失速させるのに十分な水準まで金利を引き上げたため、米国がリセッション(景気後退)に陥る確率は高まっていると、キャンベル・ハーベイ氏が指摘した。 同氏はインタビューで、「われわれが今しているのは、経済ニュースにできる限り前向きなひねりをかけることだとし、「状況は落ち着いているように見え、地銀危機は過ぎ去ったように思われるが、これは恐らく嵐の前の小康状態に過ぎないと語った。」1968年以降の8回のリセッションは全てそうだったという。市場は現在、連邦公開市場委員会(FOMC)が今月14日に利上げを見送り、次の動きは7月になる公算が大きいとみている。「そして、高金利によって、銀行システムの緊張という因果関係の2つ目の経路が生まれた」と続けた。 ハーベイ氏は「イールドカーブ逆転の大きさは前例がないほどだ。」こんなことは初めてだと話した。「現在の逆イールドは極めて大きいので正常に戻るには時間がかかるだろう」と同氏は述べた。「このシグナルが人々の行動に影響を与える」とハーベイ氏は話した。利上げを「停止する理由だ」と述べた。
[紹介元] ブルームバーグ マーケットニュース 「逆イールドはリセッション前触れ」の発見者、米国で確率上昇と指摘