「社債ディストレスの嵐」70兆円襲来も-グローバル経済の早期警報か
記事を要約すると以下のとおり。
リチャード・クーパー氏の電話は、さながらグローバル経済に対する早期警報のようだ。 「過去のサイクルとは違う感じがする。」数字が大きくなるのはほぼ確実だ。 しかし、より深く厄介な伏線が裏に潜んでいる場合も多い。米連邦準備制度が数十年ぶりの積極的利上げを開始したのはその後のことだ。それらの社債の多くは今後数年以内に返済が必要になり、7850億ドル相当の「債務の壁」の一部を構成する。 コンサルティング会社PwC・UKのコンテンシャスインソルベンシー&アセットリカバリー責任者カーラ・マシューズ氏は「それは輪ゴムのようなものだ。」今年発生した大型の企業破綻は米国だけで120件を超える。 格付け会社ムーディーズ・インベスターズ・サービスは今週、世界全体のジャンク級(投機的格付け)企業のデフォルト率が来年5.1%に跳ね上がり、08-09年のクレジットクラッシュ時の水準を上回ることさえ予想される。世界全体のディストレスト債の4分の1を上回る約1680億ドル相当が不動産セクター関連であり、業界別で最も大きい。
[紹介元] ブルームバーグ マーケットニュース 「社債ディストレスの嵐」70兆円襲来も-グローバル経済の早期警報か