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「昔ながらの銀行」シグネチャー、暗合資産への進出が命取りに

記事を要約すると以下のとおり。

米銀シグネチャー・バンクは、共同創業者のスコット・シェイ氏が昨年の早い時期にポッドキャストで自行の成功について語ったころは絶好調だった。
 預金引き出し急増を受けてニューヨーク州当局により事業停止に追い込まれたシグネチャーの12日の破綻は、全国的な巨大銀行でもなければ、目新しいテクノロジーのスターでもなく、昔ながらの銀行だった。
スコット・シェイ氏(左)とジャレッド・クシュナー氏(右)2013年Photographer:OwenHoffmann/PatrickMcMullan/GettyImages  元幹部や投資家は、マンハッタン以外の行政区の、向こう意気の強いブルーカラー層のニューヨークの銀行家グループと表現する。
取締役会には08年の金融危機後の金融システムの抜本的見直しの立役者の1人で、米金融規制改革法(ドッド・フランク法)の法案を共同提出したバーニー・フランク元下院議員が名を連ねている。
 低迷するデジタル資産業界に密接なつながりのある金融機関から預金引き揚げの動きが広がる中、この1週間に米国ではシグネチャーを含め3行が破綻した。
同氏は2004年の新規株式公開(IPO)後に株式を購入するほどの信奉者だったが、同行がタクシー免許証関連の融資とその後の関連市場の崩壊で仮想通貨に参入したことは過ちだったと指摘し、「彼らは高みに乗ろうとしたと分析した。」
  暗合資産業界  オンライン配車サービスが台頭する前にタクシーオーナー向け融資で大手となっていたシグネチャーは暗号資産ビジネスにも手を出していた。
 2015年10月、富豪のキャメロン、タイラー・ウィンクルボス兄弟が創業した暗号資産会社ジェミニ・トラストはニューヨーク州で初めて仮想通貨交換所の運営ライセンスを取得。
 ウォール街で見過ごされているニッチな分野に取り組むことで定評のあった同行にとって、緩い意味では理にかなっていた。
本当の危険は暗号資産を受け入れないことだろうとも述べ、「ブロックチェーン技術は未来だ。」
 米司法省はある時点で、暗号資産業界のベンチャー企業から流入する資金に懸念を抱くようになった。
こうした捜査・調査はこれ以上の行動なしに終了する可能性もある。
今月初めに同行は暗号資産を取り扱っていないとプレゼンテーションで強調した。
以前は厳しいビジネスで成り上がった苦労人を相手にすることに特化した銀行だったが、彼らは「小さな起業家から目を離した」と語った。

[紹介元] ブルームバーグ マーケットニュース 「昔ながらの銀行」シグネチャー、暗合資産への進出が命取りに

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