ＪＥＲＡ、豪ガス田権益を約14億ドルでウッドサイドから取得へ

世界有数の液化天然ガス（ＬＮＧ）の買い手であるＪＥＲＡ（ジェラ）は23日、豪石油・ガス大手 ウッドサイド・エナジー・グループから西オーストラリア州沖のガス田権益の一部を約14億ドル（約2100億円）で取得すると発表した。
東京ガスが昨年、ガス開発・生産事業を手掛ける米企業を約27億ドルで買収すると発表するなど、Ｍ＆Ａ（合併と買収）の動きも活発化している。
　スカボローガス田で生産された天然ガスはプルート液化基地内で液化加工され、ＬＮＧとなる。
　ＪＥＲＡはウッドサイドのポートフォリオから26年から10年間にわたって年間約40万トンのＬＮＧを購入することでも基本合意した。
合意にはＪＥＲＡが「Thebe」「Jupiter」ガス田の参加権益を15.1％取得するオプションも含まれる。
今後、アンモニアや水素などの協業についても検討していくという。