FOMC内の中立金利を巡る議論が再び活発化へ、米雇用者の大幅増で
記事を要約すると以下のとおり。
7日に発表された5月の米雇用統計では雇用者数が目を見張るような伸びを示し、米金融政策が予想されたほど景気を減速させているのかどうかを巡る議論が再び活発化しそうだ。それまでの3カ月間は減速し、金融当局を安心させ始めていた。 年内の利下げ観測が後退したため、米国債は売られ、ドルは上昇した。インフレと闘うため、FOMCは中立金利を大幅に上回る水準への利上げを目指してきた。追加利上げが必要かどうかも検討せざるをえなくなるかもしれない。それは健全な議論だと話した。 ダラス連銀のローガン総裁とウォラー連邦準備制度理事会(FRB)理事は反対の立場を主張している。4月の雇用統計が力強い内容となり、多くのセクターで雇用が堅調であったことから、FOMC参加者が11-12日に開催される会合に向けて準備を進める中、中立金利について「誰もがそのダイナミクスを再考している」とした上で、「まだ結論は出ていない。年内に一段と深く掘り下げていくことになるだろうと、記者団に述べた。
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