米失業率2年ぶり高水準、労働市場に減速感-雇用者数は伸び堅調
記事を要約すると以下のとおり。
2月の米雇用統計では、雇用者数の伸びは健全さを維持したものの、失業率が2年ぶりの高水準に上昇した。雇用と賃金の伸びがやや落ち着いたことで、インフレ再燃リスクがそれほど高まらずに米経済が拡大し続ける可能性が示唆された。家計調査は失業者数の大幅増加を反映した。 2月の米消費者物価指数(CPI)は12日に発表される。労働市場の減速が非常に緩やかであることが利下げを急がない理由の一つだと、当局者らはこれまでに示唆している。1月の大幅な伸びについて一部エコノミストは「非農業部門雇用者数は春にかけて伸びが鈍化し続けるとわれわれは予想しているので、米金融当局のリスクバランスは一段と改善し、5月利下げの可能性が開けるとみている」と述べた。今月の会合では、インフレ減速の一段の進展を待つため政策金利は据え置かれるとエコノミストらは予想している。 労働参加率は83.5%で、5カ月ぶりの高水準となった。 統計の詳細は表をご覧ください。
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