植田日銀は金融引き締め方向、6月実施が所信聴取後強まる-サーベイ
記事を要約すると以下のとおり。
日本銀行の次期総裁候補の植田和男氏に対する国会での所信聴取後、新体制下で2回目にあたる6月の金融政策決定会合で引き締め方向の緩和修正に動くとの見方が日銀ウオッチャーの間で強まっている。6月会合で実施するとの見方が41%で最多となり、所信聴取前の2月調査の26%から大幅に増加した。6月会合でのYCCのさらなる調整は、57%が行うべきではないとしている。「今後は緩和的な状態を維持したままで、いかにして金融市場のゆがみを是正し、正常化に向かうのかポイントとなる」とみている。 BNPパリバ証券の河野龍太郎チーフエコノミストは、10年金利の変動幅を「1%まで引き上げることが日銀にとっての喫緊の課題」とした上で、今回動かなければかなりの規模の国債を売り浴びせられる可能性があると指摘。日銀が予告なくYCC政策を撤廃する可能性や公的債務の規模を踏まえると、YCCを「一気に廃止するのは大きなリスクを伴うため、相応に慎重な対応を取る」とみる。植田氏を起用した岸田文雄首相の選択に関しては、「良かった」(68%)、「どちらかと言えば良かった」(68%)、「どちらかと言えば良かった」(68%)、「どちらかと言えば良かった」(68%)、「どちらかと言えば良かった」(26%)と評価する回答が合わせて9割を超えた。新総裁の下で今年、政府と日銀が共同声明を見直す可能性が「高まっている」との見方は35%が高いと回答。
[紹介元] ブルームバーグ マーケットニュース 植田日銀は金融引き締め方向、6月実施が所信聴取後強まる-サーベイ