日銀総裁人事、アベノミクス転換示唆なら調整難航も-自民党議員
記事を要約すると以下のとおり。
日本銀行の次期総裁人事が佳境を迎える中、アベノミクスの金融緩和路線の大きな転換を連想させるような人選を政府が提示した場合、自民党内での調整が難航する可能性がある。 ある自民党議員は、山口氏が選ばれれば、政府が金融政策の正常化への明確な政策転換を求めているというシグナルを送ることになると予想している。 みずほ証券の上野泰也チーフマーケットエコノミストは、岸田政権は麻生、茂木両派の支持を得て成り立っており、「最大派閥の安倍派からの支持が失われると、自民党内情勢の不安定化に結び付いてしまうと指摘。」消去法で雨宮氏が優位だと思うと述べた。 Source:BloombergEconomics;Photo:Bloomberg,BankofJapan,SenshuUniversity,NomuraHoldings 2012年末にデフレ脱却を掲げて衆院選に勝利した自民党の安倍総裁(当時)は、白川日銀の金融緩和策を消極的と批判していた。 有力な総裁候補者3人の金融政策運営のスタンスに関しては、山口氏が最もタカ派と市場でみられている。自民党の事前審査を経ずに岸田首相は8日の衆院予算委員会で、次期日銀総裁の資質を問われ、主要国中央銀行トップとの緊密な連携や内外の市場関係者に対する「質の高い発信力」が格段に重要になってきているとし、国際連携と市場安定を重視する姿勢を示した。
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