日産が欧州電動車目標を98％に修正、従来75％超－改革実りコア市場に

日産自動車は27日、欧州での電気自動車（ＥＶ）やハイブリッド車（ＨＶ）を含めた2026年度の電動車の販売目標を修正すると発表した。
中国では逆に目標を引き下げている。
　日産のアシュワニ・グプタ最高執行責任者（ＣＯＯ）は同日の記者会見で、スペインのバルセロナ工場閉鎖などによる費用削減や新型車投入に伴うシェア拡大の結果、「中国、米国、日本に加えて欧州も4つ目のコア市場になったと語った。」
ブルームバーグＮＥＦによると、22年10－12月期（第3四半期）時点で日産独自のハイブリッド技術「ｅパワー」を搭載した車両を含めた電動車の販売比率は同連合は14％だった。
ＥＶシフト進む欧州市場大手自動車メーカーの欧州販売におけるＥＶの比率は増加傾向にある出所：ブルームバーグＮＥＦ　　また、グプタＣＯＯはスマーナ工場でＥＶ1車種を生産するほかは日本から出荷しているが、26年以降に100％現地生産とするという。
日産の長期ビジョン「日産アンビション2030」で掲げた2兆円の投資に向け、新たな案件についても今後詳細を明らかにしていく考えを示した。