原油相場、今後はどうなるか－イランの攻撃後の市場関係者の見方

原油先物相場は、イランによるイスラエルへの前例のない攻撃によってほとんど動かなかった。
ＲＢＣキャピタル・マーケッツ　　ヘリマ・クロフト氏を含むＲＢＣキャピタル・マーケッツのアナリストによれば、イランによる攻撃に対するイスラエル政府の対応次第で、事態が戦争拡大につながるか、エスカレーションのリスクが低下するかが決まるという。
「地政学的リスクプレミアムも極めて高いため、今回の攻撃に対するイスラエルの対応が明らかになるまでは、これ以上の上昇は正当化されない」。
Ａ/Ｓグローバル・リスク・マネジメントの調査責任者、アルネ・ローマン・ラスムッセン氏は「状況は流動的で、イスラエルが報復措置を取らないと示唆すれば、市場の緊張は和らぐだろう」と指摘。