円の弱気トレンド脱却、今月の日銀利上げだけでは不十分との見方
記事を要約すると以下のとおり。
円トレーダーは介入観測に振り回されながらも、日本銀行が月末に開く金融政策決定会合の前に幾つもの難関を乗り越えなければならない。ブルームバーグのエコノミスト調査によると、日本のインフレ率は6月に2.9%に上昇し、日銀は国債買い入れの減額ペースを決めつつ、早めの利上げ検討も必要だとみている。 スワップ市場では、日銀が国債買い入れ減額発表に加え、利上げした場合、日銀の行動は物価安定という使命に基づいておらず、不安定な為替相場に動かされていると見なされるリスクがあると論じるアナリストもいる。急激に訪れた円高、日銀の金融引き締め圧力弱める可能性-アナリスト 後藤氏によれば、日銀が15bp利上げの確率を35%程度と織り込んでいる。12日は158円前後での推移だった。 円強気派は、16日に発表される6月の米小売売上高が米経済減速のシグナルとなることを期待するかもしれない。 ナショナルオーストラリア銀行(NAB)の為替戦略責任者レイ・アトリル氏(シドニー在勤)によると、「金利に変化がなければ、円売り再燃の可能性がある。」
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