円の上昇加速、対ドルで一時146円台-米雇用統計で9月利下げ確実視
記事を要約すると以下のとおり。
ニューヨーク時間2日午前の外国為替市場では円が一段高となり、対ドルで一時146円台後半に上昇した。失業率はほぼ3年ぶりの水準に上昇した。米失業率またも上昇、雇用者数は予想以上に減速-9月利下げ固まるドルの対円相場出所:ブルームバーグ 米国債市場では、金利の動きに敏感な2年債利回りは3.79%まで下がった。このうち1回は0.5ポイントの利下げになると示唆している。上段:ブルームバーグ・ドル指数、下段:米2年債利回り出所:ブルームバーグ 米雇用統計に関する市場関係者の見方は以下の通り。9月の利下げは決定的で、米金融当局はまたしても後手に回っていないよう祈るばかりだろう。要するに9月利下げは確実視され、50ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)の大幅利下げ、あるいは会合を前に8月雇用統計で再び失業率が低下し、パニック的な米国債買いが続いている。米金融当局は面目を失っている。当社では9月18日の政策決定会合までに、なお多くのデータ発表がある点に留意している。◎ジャナス・ヘンダーソン・インベスターズのララ・キャッスルトン氏:これは市場にとって悪いニュースという統計であり、このところ株式市場に動揺をもたらしている成長不安は続くだろう。GDPは依然強く、平均時給は上昇、インフレは鈍化しつつある。投資家としては、今後企業の業績に注目することの重要性が改めて示された。この面での成功が労働市場の急低下を引き起こさないことを願いたい。
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