中国不動産不況に思わぬプラス効果-浮いた住宅購入資金が消費に回る
記事を要約すると以下のとおり。
中国南部の都市で学校の教師をしているキム・リさんは、住宅購入の先送りを決めたことで、旅行に回す資金を確保できた。 ゴールドマン・サックス・グループなどの多くのエコノミストは、中国では事情が異なると主張する。ChinaHouseholdSavingsRateHigherThanAdvancedEconomiesHighrateduetopropertyinvestment,precautionarysavingSource:ChinaNationalBureauofEconomicAnalysis;Eurostat;Bloomberg この議論は、中国の国内製造業やサービス業への投資収益率は上昇し、海外需要への依存が低下した持続的な成長が可能になることが見込まれる。 昨年の不動産価格下落によって中国の家計貯蓄率が低下した際、代替効果の兆しが見られた。 こうしたメカニズムにより、今年の個人消費の増加率(インフレ調整後)は6%となり、中国で代替効果が資産効果を上回っているかについては、全てのエコノミストの見方が一致しているわけではない。 ここ数年のエビデンスはまちまちのように思われる。「信頼感が引き続き鍵を握っている」とゴールドマンのウェイ氏は指摘した。 これに対する解決策は、景気刺激策の投入かもしれない。
[紹介元] ブルームバーグ マーケットニュース 中国不動産不況に思わぬプラス効果-浮いた住宅購入資金が消費に回る