中国、年内あと1回の利下げと財政刺激策の公算大-四半期BN調査
記事を要約すると以下のとおり。
中国は減速する国内経済の浮揚を目指し、年内にあと1回利下げを行うほか財政刺激策を拡充する見込みだ。 財政面に関しては、エコノミストらは中国政府に景気浮揚策を求める声が強まったものの、中国政府はまだ新たな措置を明らかにしていない。 メイバンク・セキュリティーズのエコノミスト、ブライアン・リー氏は5%前後という中国政府の比較的控えめな成長目標と、人民元相場に及ぼし得る影響を考慮すると、中国中銀は7-9月(第3四半期)終盤ないし第4四半期まで利下げを行えば、さらなる資本流出を促す恐れがあると説明した。中国当局者はこのところ、元安への懸念を一段と表明している。 ABNアムロ銀行のシニアエコノミスト、アリエン・ファンダイクハウゼン氏は「1-3月期のGDPや経済活動データは力強く、経済活動再開に伴うサービス・消費の回復が確認されたものの、4月と5月の経済活動データは結局のところ振るわず、世界的な成長減速と不動産不況の逆風が引き続き深刻であることが示されたと説明。」そのうち12人が国策銀行を通じてインフラプロジェクト向け国策銀行の融資を増やす形で特別なインフラ投資ファンドを再開することもあり得ると分析している。
[紹介元] ブルームバーグ マーケットニュース 中国、年内あと1回の利下げと財政刺激策の公算大-四半期BN調査