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プライベートエクイティー投資会社の金融工学に投資家が「ノー」

記事を要約すると以下のとおり。

プライベートエクイティー(PE、未公開株)投資会社は、期待通りに現金化できない投資先からリターンを引き出す時間を稼ぐために一種の金融工学を利用しているが、大手顧客がこれに「ノー」を突きつけるケースが増えている。
 継続ファンドを利用する場合、PE会社は売却が難しい資産を古いファンドから新しいファンドに移管する。
新しいファンド(継続ファンドが自分たちの利益になると考えるとは限らない。
エバコアのデータによると、PE会社による継続ファンドは時間内に仕事を完了させなかった運用会社に報酬を与えることだ。
約束した期間内に終わらないというのは奇妙な話だと述べた。
 ダナ氏によれば、出資金を継続ファンドに移すか、それとも資金の返還を求めるかの選択を迫られた場合、同氏の会社では通常、資金を受け取って撤退することを選ぶという。
継続ファンドの場合、売り手と買い手が両方とも同じPE会社がであるため、潜在的な利益相反がつきまとう。
しかし主要投資家が既存ファンドに資産を残すよう求めたためアレスはこの案を棚上げにしたと、事情に詳しい関係者は語った。
 アレスとNEAの担当者はコメントを控えた。
 同氏は、3分の1は恐らく完了されるべきだが、そのような取引が成立するのに十分な資金が投資家の手元にないと話した。
   しかし現実はもっと不透明だ。
 時には、継続ファンドに簡単にコミットできない場合もある。
 また、ある種の取引では運用会社が利益を得る資格があるのは投資先企業を売却するか株式を公開した場合だけだ。
 リミテッドパートナーと呼ばれるPEファンド投資家の業界団体、インスティテューショナル・リミテッド・パートナーズ・アソシエーション(ILPA)は昨年、継続ファンドに関するガイダンスを発表し、ファンド運用会社は透明性を保ち、主要投資家との対立を解決すべきだと主張した。

[紹介元] ブルームバーグ マーケットニュース プライベートエクイティー投資会社の金融工学に投資家が「ノー」

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