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ハラスメントや薬物使用、シティ株式部門で長年横行-関係者が証言

記事を要約すると以下のとおり。

ニューヨークに本店を置く米銀 シティグループの行員らは2018年5月のある夜、マンハッタンのダウンタウンにある人気レストラン「キャッチ」で顧客とパーティーをしていた。
 シティのニューヨーク株式部門は、一流のヘッジファンドなどウォール街の顧客に助言し、取引を執行している。
 この証言は、このような行為が22年まで続いていたと主張するマネジングディレクターが昨年起こした訴訟での主張と呼応している。
 同部門では、オフィス内でコカインを使用するなどの行為もあったという。
同行は歴史に名を刻み、より公平な企業文化という多くの指標でライバルをリードした。
「包摂的で公平な職場のカルチャーを醸成する努力は決して止まることはなく、シティの基準を全行員に十分に理解され順守されるようにすることは、継続的かつ積極的なプロセスだ」と述べた。
報復を懸念  シティは株式部門の首脳陣は約12年の間に5回も入れ替わり、この間、同部門は度重なる不祥事に見舞われた。
 デリバディブ(金融派生商品)を担当するある女性トレーダーは、10年に本店近くのレストラン「ロカンダヴェルデ」で行われた顧客との夕食会で、同僚がテーブルの下に手を置いたことを思い出した。
コスティリオ氏は「疑惑の事件の幾つかは明らかにシティの行動規範に違反するものだが、そのうちの幾つかについては苦情の提出を確認していない。」
デリバティブトレーダーでない6人は北米全域でシティのトレーディング業務を統括していたダン・キーガン氏に別々の出来事を説明したという。
22年にシティを去った同氏は、メッセージに応じなかった。
「性の対象」  18年頃に新しい若い同僚らが入行する前、行員らは入行予定者の写真を含む書類を回覧。
ウォール街の女性幹部でもセクハラ被害か、語られ始めた業界の暗部  株式部門が業績不振に対応し続ける中、ファテル・ベルバシール氏が同部門のチーフとして20年に採用された。
 リンゼイ氏にはそうした男性管理職の1人がマニ・シン氏であり、リンゼイ氏は「ベルバシール氏に関する言及は、シティが強く争っている訴訟における根拠のない主張に基づいている」と述べた。
 コスティリオ氏は「数年前、2人の間の大きな金銭取引について質問されたとき、リンゼイ氏はシン氏のことをただの友人だと言っていた」と説明。
シン氏は調査が完了する数日前に辞任したという。
 同氏の訴えが提出された後、ブルームバーグ・ニュースとのインタビューで、同部門で働いたことのある5人の女性の前にクレジットカードを落とし、食べ物を調達してくるよう要求してきたという。
コカイン  暗いエピソードが、株式部門が内輪を守っているという感覚を助長した。
 ウォール街でバンカーやトレーダーが薬物を使用することは以前からあったが、このグループにおける薬物の広がりは、他行で働いたことのある行員にとっては目に余るものだった。
 シティは最近、不適切な行動を取り締まる措置を講じている。
シティ、NYのディールメーカーを休職処分-若手への言葉遣いを調査  新人時代にキャッチでのパーティーに参加し、スカートを短くするように言われた女性行員は、サリマ・ハビブ氏のもとに行き、マネジャーに伝えないといけないと同氏から言われたことを思い出した。
 この女性行員は、米国での株式部門営業担当として最近昇進したハビブ氏が、瞑想(めいそう)してはどうかと彼女に勧めたことも覚えている。

[紹介元] ブルームバーグ マーケットニュース ハラスメントや薬物使用、シティ株式部門で長年横行-関係者が証言

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