ドルは141円台前半、米国の株安や金利低下が重し－パウエル証言待ち

21日の東京外国為替市場のドル・円相場は1ドル＝141円台半ばで推移している。
ここまでのレンジは141円21銭まで下落　　ＩＧ証券の石川順一シニアマーケットアナリストは、「日本株も堅調地合いが見られ、米株も続落ながら大きく下落する要因は見当たらないとし、円買い圧力が高まりやすい状況は続きづらいと指摘する。」
　パウエル議長は21日の下院金融委員会、22日の上院銀行委員会の公聴会で半期に一度の金融政策報告に関する議会証言だけでドル・円の高値を買い上がるのは難しいとみる。
　一方、ＩＧ証券の石川氏は、利上げの意思が固いと意識されれば、市場の織り込む同レートが上昇し「2年金利を中心に上昇圧力が高まることにより、ドル・円も142円50銭を試す可能性がある」と述べた。
金利スワップ市場では来年3月にかけて5回強の利上げが織り込まれている。