ドイツ銀、米商業用不動産に絡む引当金が４倍以上に－借り換えリスク

ドイツ銀行は2023年10－12月（第4四半期）に、米商業用不動産関連の損失に備える引当金が前年同期の4倍以上に膨らんだ。
　不動産へのエクスポージャーが引当金総額を4億8800万ユーロに押し上げ、四半期ベースで新型コロナウイルス流行で不良債権への懸念が高まった20年4－6月（第2四半期）以来の高水準となった。
　同行は、不動産ローンの借り換えが「主なリスク」だとし、価値が低下した不動産向けの融資に返済期限が到来し、借り手が新たなローンを確保するために追加資本を注入する必要が生じる可能性、株価ストップ安で21％急落米ＮＹＣＢ株急落は銀行への警鐘、商業用不動産のリスク再認識原題：DeutscheBankQuadruplesProvisionsforTroubledUSRealEstate（抜粋）   。