アジアの中銀、債券通じ自国通貨防衛-外貨準備取り崩し回避図る
記事を要約すると以下のとおり。
米利上げ長期化懸念と世界的な緊張の高まりがリスク資産を圧迫する中で、アジア新興国の政策当局は自国通貨を守るため非伝統的な手法に目を向けている。インド準備銀行(中銀)は今月、資金を吸収するため債券売りを増やすことを検討していると発表した。Asia'sPolicyRatesAreLowerThanEMPeersSource:BloombergNote:MeasurescurrentspreadbetweendomesticpolicyrateandFedraterelativetothefive-yearaveragespread クレディ・アグリコルCIBの新興国市場の政策当局は自国通貨を守るため非伝統的な手法に目を向けている ブルームバーグのドル指数が7月の安値から6%余り上げているのは、根強いインフレと堅調な米経済データを背景にトレーダーが米連邦準備制度の利上げ観測を強めているためだ。同時に、ロシアのウクライナ侵略とイスラエル・ハマス紛争が原油価格とドル買い需要を押し上げている。 JPモルガンの担当者は説明している。 インドがこれまで採用してきた措置はおおむねうまくいっており、ほとんどの新興国が通貨安に陥っているにもかかわらず、ルピーは今年ほぼ横ばいで推移している。インドネシア国債の売りが膨らむ中でのSRBI導入だった。 中国は人民元を支えるため、さまざまな手段を講じている。投資家は元建て国債発行の主な目的について、人民元のオフショア取引に介入し、香港で人民元を借り入れる際の銀行間コストを引き上げ、元安を見越した取引の魅力を低下させた。中国の場合、国債を保有する投資家はキャッシュレートが上昇するにつれてヘッジが難しくなっている。
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