【米国市況】株上昇、雇用統計後の売りから反発-円は独歩安
記事を要約すると以下のとおり。
6日の米株式相場は反発。9月米雇用者数、予想大幅に上回る伸び-追加利上げの論拠強まる ただ、ABNアムロのエコノミストチームは、単月のデータを過大評価することに警鐘を鳴らし、「全体像はむしろ「ゴルディロックス」的であり、雇用の力強い伸びと継続的なディスインフレが共存していると指摘。 一方、プリンシパル・アセット・マネジメントのチーフ・グローバル・ストラテジスト、シーマ・シャー氏はこれとは異なる見方を示す。9月の雇用統計はリセッション(景気後退)を予想する声と「整合している」と同氏は指摘。長期的に見た場合、最終的に経済にとっても悪いニュースとなる可能性があると述べた。ただ、その後は上げ幅を削る展開。先物トレーダーは連邦公開市場委員会(FOMC)が12月会合で政策金利を0.25ポイント引き上げる確率を50%強とみている。雇用統計発表直後は力強く上昇したが、国債利回りが伸び悩むと失速し、下げに転じた。一時は149円53銭まで売られた。なぜなら、歴史的にドルは長期債より短期債の利回り動向に反応する傾向があったからだと述べた。追加利上げや金利高止まりへの懸念が強まっていることが、最近の原油安の背景にある。 ウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)原油は週間では8ドル下落。この統計を受け、価格上昇が製品需要を破壊したかどうかを巡る議論が噴出したが、ゴールドマン・サックス・グループやバークレイズなどの銀行は、最近の原油価格の高騰がほとんど消費者に転嫁されていないという事実の前では成り立たないと述べた。 ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物11月限は51セント高の1バレル=82.79ドルで終了した。米雇用者数が予想を大幅に上回り、米国債利回りが上昇したため金は一時下げたものの、上げに転じた。 スポット価格はニューヨーク時間午後2時2分現在、前日比0.7%)上昇し、1845.20ドルで引けた。
[紹介元] ブルームバーグ マーケットニュース 【米国市況】株上昇、雇用統計後の売りから反発-円は独歩安