【米国市況】株・国債ともに下落、PPI上振れ-ドル一時150円65銭
記事を要約すると以下のとおり。
16日の米国株式市場は反落。米PPI、1月は総合とコアがともに予想上回る-インフレ根強く(2) インディペンデント・アドバイザー・アライアンス(IAA)の最高投資責任者(CIO)、クリス・ザッカレリ氏は「インフレ鈍化の道のりはそれほど完璧なものではない」とした上で、「米金融当局が今年利下げに踏み切る唯一の理由は、失業率が顕著に4%を上回った場合であり、それ以外にはないと考え始めていると語った。 パウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長らは、政策緩和に踏み切るかどうか慎重に見極める姿勢を示している。米アトランタ連銀のボスティック総裁は、最新のデータで明白に見られる根強いインフレ圧力は米金融当局の次の行動が利下げではなく、利上げになる可能性があるにもかかわらず、週間ベースで米国株の下げは小幅にとどまった。 シティー・インデックスのマーケットアナリスト、ファワド・ラザクザダ氏によると、投資家は強気のモメンタムに乗り、好調な決算と人工知能(AI)を巡る楽観論に意識を集中させることを選んだ。楽観論の大部分は、すでに株価に織り込み済みのため、ハイテクセクターで何らかの調整が起きてもそれほど驚きではないと話す。ただ、その後は上げ幅を縮める展開となった。年内の予想利下げ幅は約85bpまで後退。その上で「問題は利下げが(年内に)3回もしくは3回未満かであって、3回を超えるかではない」とした。為替 外国為替市場ではドル指数が小幅高。 この日の円は一時、1ドル=150円65銭まで売られた。為替直近値前営業日比変化率ブルームバーグ・ドル指数1244.080.200.02%ドル/円¥150.200.20¥0.04% 米東部時間16時58分 スコシアバンクのショーン・オズボーン氏は、この日発表された米経済指標について「米国債利回りが当面高止まりすることを示唆しており、ドルの基調を支えている」と指摘。原油 ニューヨーク原油相場は続伸し、年初来高値で引けた。レバノンを拠点とする親イラン民兵組織ヒズボラの指導者が表明 シティー・インデックスの市場アナリスト、ファワド・ラザクザダ氏は顧客リポートで、「先週大きく上昇した原油価格だが、今週はかなり不安定な値動きだ。」ドル高が足を引っ張っている部分もあると指摘。 ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物3月限は61セント上げて83.47ドル。ただ週間べースでは2週連続の下落となった。その後、15日には小売売上高統計が大幅減となったことなどに反応して反発。 このほか、金市場では「短期的なモメンタム戦略による売りと、中央銀行や個人投資家による継続した現物需要とのせめぎ合い」が見られるとも指摘した。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物4月限は9.20ドル(0.5%)上昇の2024.10ドルで引けた。
[紹介元] ブルームバーグ マーケットニュース 【米国市況】株・国債ともに下落、PPI上振れ-ドル一時150円65銭