【米国市況】ナスダック100、ＡＩブームで上期に歴史的上昇－円反発

30日の米株式相場は上昇。
同時に市場では、四半期末を迎えて乗り遅れることへの恐怖（ＦＯＭＯ）に伴うポジション調整も続いた。
またＳ＆Ｐ500種株価指数もハイテクがけん引する形で年初から16％上昇した。
直近の例としてＡＩがもたらされたことは言うまでもない。
これら7社の合計利益は昨年は20％余り落ち込んだものの、急速に回復すると見込まれている。
だがブラックロックの米ファンダメンタルエクイティーズＣＩＯ、トニー・デスピリト氏は、企業利益は今後伸びていくとみている。
　ただこれまでの力強い上昇を受けてバリュエーションを巡る懸念も強まっており、最近では大型ハイテク株に対する弱気ポジションが急増。
為替直近値前営業日比変化率ブルームバーグ・ドル指数1232.90-3.70-0.42%  米東部時間16時56分　　アジア時間に1ドル＝145円台に下げた円は4－6月（第2四半期）、日米の金融政策が正反対に向かうとの見方を背景に対ドルで約8％下落。
主要10通貨中で最大の値下がりとなった。
供給が潤沢な上、需要を巡る懸念に見舞われてきた。
ロシア産原油の輸出は堅調で、イランは十分な供給を維持しており、夏季の需要増加の可能性や石油輸出国機構（ＯＰＥＣ）と非加盟の主要産油国で構成する「ＯＰＥＣプラス」による減産分を十分補っている。
　ただ、30日の原油相場は上昇。
　ニューヨーク商業取引所（ＮＹＭＥＸ）のＷＴＩ先物8月限は前日比78セント（1.1％）高の74.90ドルで終了。
9月限は90セント上げて75.41ドル。
金は週間ベースでは3週連続で下落の方向。
同データは景気が過熱しているとの懸念の緩和につながるとみられるが、金利スワップ市場では年内の追加利上げがなお織り込まれている。
週間では約0.6％）上げて1929.40ドルで引けた。