【米国市況】テク主導で株反落-円は年初来安値更新、一時147円95銭
記事を要約すると以下のとおり。
15日の米国株式相場は反落。S&P500種株価指数は週間で0.2%下落となった。今回はS&P500種株価指数を含むベンチマーク指数のリバランスも重なる。 ネーションワイドの投資調査責任者マーク・ハケット氏によると、全米自動車労組(UAW)によるストライキと政府機関閉鎖のリスクが市場にとっては大きな懸念材料だ。ただ、消費者マインド指数は辛うじて上昇。ロンドン時間に欧州債券への売りが膨らんだ流れが波及した。 原油先物相場が上値を伸ばし、円が対ドルで148円の水準を模索する展開となったことも、利回りの押し上げ要因となった。一時は1ユーロ=1.0688ドルまで買われた。米消費者マインド指数とインフレ期待が予想を下回ったことに反応して下落する場面もあったが、持ち直した。サウジアラビアとロシアの生産削減を背景に、需給が引き締まっている。15日発表された中国の経済指標はエコノミストの予想を上回り、景気下降局面の最悪期が過ぎつつあることを示唆した。 ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物10月限は前日比61セント(0.7%値上がりした。北海ブレント11月限はこの日、23セント上げて93.93ドル。 売り買いの拮抗(きっこう)が続く中、金のボラティリティー(6カ月ベース)は低下し、新型コロナウイルスが大流行し始めた2020年2月以来の低水準となっている。 ブルームバーグの暫定集計によれば、金連動型上場投資信託(ETF)での保有は今年5%縮小したが、金価格を押し下げるまでには至っていない。 スポット価格はニューヨーク時間午後3時1分現在、前日比0.7%高の1オンス=1923.97ドル。
[紹介元] ブルームバーグ マーケットニュース 【米国市況】テク主導で株反落-円は年初来安値更新、一時147円95銭