「債券村」住人が屋形船に再集結、日銀再利上げ備え引く手あまた
記事を要約すると以下のとおり。
元日本国債ディーラーの久保田博幸氏は昨秋、「債券村」とも呼ばれる債券市場の関係者たちが集う屋形船の会を数年ぶりに再開した。現在は50代から60代だ。現在は金融アナリストだ。日銀は2023年10月に国債金利の誘導目標を柔軟化し、24年3月には17年ぶりの利上げに動いた。集まりの場で扱う資料や交わされる会話が日本語中心だったことなどから、立ち入りにくい場所との印象を与えていたようだ。 元国債トレーダーで、大口投資家が国債を売却するとのうわさで市場が動く可能性もあるため、取引執行を迷う運用資産の大きな投資家を「池の中のクジラ」と呼ぶなど隠語も多く使われているという。甘(あま)は債券価格が低いこと(利回りは上昇)を意味する。「住人」プレミアム しかし、海外投資家による取引額が、国債先物の約4分の3を占め、過去最高水準にあるいま、情報網である「債券村」の存在価値は一変した。現在はサクソ・キャピタル・マーケッツのチーフ・チャイナ・ストラテジストを務める同氏は「東京のブローカーとつながる必要があった」と話す。日本国債の取引経験者らの積極的な採用を実施。ヘッジファンドだけでなく、銀行も債券トレーダーなどを厚遇し始めている。
[紹介元] ブルームバーグ マーケットニュース 「債券村」住人が屋形船に再集結、日銀再利上げ備え引く手あまた